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髪型を直して、慌てて玄関に向かい、ドアを開けると、見知らぬ男性が立っていた。
「あ‥、どちら様でしょうか?」
灰色のスーツを着た20代くらいの人が私に名刺を差し出した。
「私、こういう者でございます」
白い名刺に書いてあったのは
えんじぇるプランナー
担当 マルス・エイミール
は?とか思っていると、顔に催眠スプレーを掛けられ、咳を込んでいる内に私はフラリと倒れてしまった。
「キャー!?センセェが拐われた――!!」
アシスタントたちが騒いでいるとファックスが届いた。
「え‥?これっ‥確か乙葉センセェの―――…」
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