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――…‥ハ‥…ォ‥ハ‥…
誰だろう‥…誰かに呼ばれている気がして、なんだか懐かしい気持ちになった。
あの頃の私たちを夢見てた‥
大好きだよっ‥乙葉!
そう毎日言ってくれた彼氏君が
懐かして‥愛しくて‥…
胸が苦しくなるような気持ちになって‥私は笑顔になるの。
あの頃はとても――…‥
〝幸せ〟だった‥
今はやっぱり寂しいよっ‥……
渚ッッ―――――…‥
「乙葉!起きろって!」
肩を激しく揺らす彼氏君の声に、眠い瞼を開ける。
「‥‥ん、締め切り日過ぎちゃったぁ~‥??」
寝ぼけながらムクリと上半身を起こすと、綺麗な広い部屋に私は居た。
目の前には大人びた彼氏君がいて、何かカッコイイ服装をしている。
「‥夢?」
寝ぼけながら言っていると彼氏君は私の頬をつつく。
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