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「そ‥そうだ‥良かったぁ~‥
私頑張って次回作の仕事仕上げたんだった。ハァ―…‥」
グッタリとまた寝転んだ。
ふとカラダに違和感を感じた瞬間、ガバッ!!と起き上がった。
手を広げて見ると、白い手袋をはめていて、肩だしの真っ白なドレスを着ていた。
首から下げていたのは、あの時にくれた渚からのネックレス。
彼氏君の真っ白なタキシード姿にやっと気付いた私は固まった。
「ぇ‥…ま‥、待って?ぇ??」
パニクっている私はただ自分自身の着ているドレスと彼氏君を見つめているだけだった。
ズルイよっ――…‥
今日は‥今日は約束の日って‥
この前はただのデートだって、電話してたのにっ‥…
映画観て、レストランで食事して‥高級なホテル予約しといたからって‥…
言ってたのにッッ――…‥
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