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私は肩を縮めて、顔に手を当てた。
涙が止まらない‥止まらないよ‥
そっと私の隣に座って優しく笑む彼氏君は、優しく優しくと撫でて言った。
「なんで泣くのさ(笑)」
「‥だ‥て、まぇ‥ただっ‥の‥デート‥だって‥…」
ぎゅぅっと強く肩を抱き寄せる彼氏君。彼は笑って言った。
「うん。高級なホテル予約しておいたよ?」
私は首を横に振る。
「映画なら後で観れるよ?」
私はまた首を横に振る
「レストランで食事なら‥
凄いフルコース出るけど?」
違うと言いたいけど私ッ‥
嬉しくて涙が止まらなくて‥
どれだけアナタに逢いたいと願った事か‥…
毎日仕事に追われて、睡眠時間を惜しんで、彼氏君との連絡も週に一回しかとれなくて‥
淋しくて‥…悲しくて‥
ずっと逢いたいと願った24日にアナタは――…‥
こんなにも素敵なプレゼントを用意してくれていたなんて‥
私‥嬉しくて涙しか出ないの‥…
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