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「ちょ、重いってばぁ～!
それに暑苦しいでしょ!夏なのに」
そうか、そういえば彼氏君は今日学校じゃないんだ。
私は部活で美術室に行き、垂れ幕作りをしなきゃいけない。
めんどくさいなぁ‥なんて思いながら彼氏君の腕にきゅぅっと抱きついた。
「乙葉が珍しく抱きついて来た!
嬉しいなぁ～」
ご機嫌な彼氏君は鼻歌を歌ってにこにことしている。
「渚は今日ちょっと待っててね。垂れ幕を修正して、先生に出せば終わるから」
「え～、俺つまんないじゃ～ん。一緒に行くよ」
彼氏君はスリスリと私にくっつき、甘えて来る。
「じゃあ垂れ幕作り手伝ってよね。夏休みだから人手不足だから」
「モチバチ!」
彼氏君は嬉しそうに答えてくれたが、果たしてちゃんとやってくれるだろうか?
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