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朝食を得て、私と彼氏君は青柳家を出た。
暑い日差しの中、私と彼氏君は少し離れて歩く。
手もつながないで歩くなんて珍しい気がして仕方がない。
蝉が鳴くと余計に暑さを増して、ジリジリと日差しが痛い。
「あ‥…、明日お祭りだ」
ぽつりと呟いた彼氏君。
気付いたら掲示板の前でつっ立っていた。
掲示板に貼ってあったポスターをジッと見つめている彼氏君。
もしかして‥行きたいのだろうか??
「明日一緒に行こうか‥…
夏祭り‥。流星神社らへんでやるって書いてあるし、川の直ぐそばだね」
何か粘りのない言葉に拍子抜けした気分。
いつもなら「絶対に行こ!!リンゴ飴とかわたあめとか焼きそばとか食べれるし!夜の神社とかHスポットじゃん?」なんて言いそうなんだが‥……
今日はあっさりとした彼氏君なので寂しかったりする。
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