はい、死ぬかと思いました!

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暫くしたら、ハイエナみたいな奴等がここの情報を聞き付けてやってくるだろう。俺がこんな戦闘に参加するのはこれが理由だ。いの一番に回収するためにわざわざこんな危険なところに身を置いているのだ。 あの臆病者達はいい所だけ拾って行こうとする糞野郎たちだからな~♪ 50歩100歩?だから~…知ったこっちゃない♪ 俺は今隠していた馬車に向かって歩いている。流石に俺らがいた町にこの隊長さんセットを売りに行くのは無理だろう、下手したら捕まって処刑されちゃうしね? 「あれ?なんだあいつ?」 ふと、前に血まみれのハゲが何かしているのが見える。 俺が近寄れども、何かに集中しているのか全く気付かない。 「ハァハァハァ…うっへへへ」 「………キモッ」 こりゃ、きもい。キモくてきもくてキモイ。言葉だけじゃ分からないかも知れないから想像してみてくれ。頭からは血を出しながら鼻息ハァハァ、倒れている女を襲ってる… 「えいっ…」 「ごふぅっ!」 やば、あまりの光景に咄嗟に後ろから刺しちゃった?いや、むしろ咄嗟の判断ナイス!…まあ姦淫は元々犯罪だし…知ったこっちゃないか♪ 「大丈夫かー?」 寝ている女に声かけるが寝ているのか、返事が返ってこない。 その顔を見て驚いた、物凄い美人。眉から口元までまさに完璧な造り。ウォー〇ーを探せの達人でもこの顔から間違いは見つけられないだろう。 しかし、上質なものだっただろう彼女の衣服はさっきの変態に破かれてちらりちらりと肌が覗いている。 「この変態、美術の道に進めば歴史に名を残せたかもしれないな…」 見えそうで見えないチラリズムの極致を体現したこの男に手を合わせる。 興奮が収まり、もう一度この女を見る。 やっぱり美人だなー。 一昨日買った高級娼婦よりもやばいね! ちょっと肌青黒いけど♪ ん…?青黒い… 「ま、魔族ー!?」
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