STORY22 - 初 夜 -

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そうしてやって来たのは隣のカインの部屋。 「ってここが今日から私の部屋!?」 「はい。僕達夫婦の部屋です(にっこり)」 (やっぱりこんなオチーッ!?) 自分の予感が当たり、心の中で叫ぶセレナ。 カインには全て丸聞こえだったが、カイン本人は気にせずにそのままベッドへと足を向けた。 「!?!?」 「さ、ベッドに入りましょうか(にっこり)」 (き、来たァーッ!!) どさりとベッドに落とされて、カインに跨られる。 セレナの心臓は一気に早鐘の様に鳴り出した。 「緊張……しているんですね?」 セレナの胸元―――ちょうど心臓の辺りに耳を当て、彼女の心音を聞いたカインは嬉しそうにそう言った。 「うっ、うるさい!!」 (そんな顔を真っ赤にして言われても……可愛いだけですよ?) 口には出さないものの、カインはとても面白がっていた。  
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