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そうしてやって来たのは隣のカインの部屋。
「ってここが今日から私の部屋!?」
「はい。僕達夫婦の部屋です(にっこり)」
(やっぱりこんなオチーッ!?)
自分の予感が当たり、心の中で叫ぶセレナ。
カインには全て丸聞こえだったが、カイン本人は気にせずにそのままベッドへと足を向けた。
「!?!?」
「さ、ベッドに入りましょうか(にっこり)」
(き、来たァーッ!!)
どさりとベッドに落とされて、カインに跨られる。
セレナの心臓は一気に早鐘の様に鳴り出した。
「緊張……しているんですね?」
セレナの胸元―――ちょうど心臓の辺りに耳を当て、彼女の心音を聞いたカインは嬉しそうにそう言った。
「うっ、うるさい!!」
(そんな顔を真っ赤にして言われても……可愛いだけですよ?)
口には出さないものの、カインはとても面白がっていた。
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