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「い、今三途の川で死んだ父さんが女の子をナンパして母さんが殴ってたよ………」
寝起きの目をウルウルさせと遥に問い掛ける
「っう(可愛い……)……あんたが悪いんでしょ!?」
拓海はボサボサの頭を掻きながらいつもの題詞を言った
「だから起こさなくていいって」
「あ、あんたが寂しいと思って私が起こしにきてあげてるんでしょ!?感謝しなさい!」
「へぇへぇー………」
気の抜けた声を発しながら一点を凝視して固まった
「どうしたのよ?」
「……遥?お前さ………起こしに来たの何時?」
「え?私は……確か8時23分よ?」
「十分遅いがNowTime?」
「8時27分……」
「「ふぅー。せぇーの。
遅刻だぁぁぁぁぁぁぁ!」」
彼らの叫び声は近所迷惑甚だしかった
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