70人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくして恋人達はというと…
「大人しくしろ!!」
「これくらい大丈夫だ!!」
なぜか言い争いをしていた。
「蹴ったところがアザになってるじゃない。」
これは雛子のセリフ。
「…大丈夫だって。」
こちらは悠介。
つまり今、ケガの手当ての最中。
「…とりあえず湿布ぐらい貼って。」
観念したように悠介は湿布を貼った。
「お前、蹴り強すぎ。」
「病院がいい?」
悠介が感想を言うと雛子はブラックスマイルで暴言をはいた。
「よかったじゃない。家に帰れたんだから。」
悠介に向かってそう言った。
「…ありがとう…。これが雛子じゃなくてよかった。」
そうお礼を言った。
最初のコメントを投稿しよう!