思惑

26/26
前へ
/87ページ
次へ
…数分して悠介が雛子を振り向かせた。 「…雛子…。」 「足りないんでしょ?」 見透かしたかのように言った。 「…悪い…。」 「いいけど…あたしもなにかほしいわ。」 まるで小悪魔みたく言った。 「…これでいい?」 悠介がそう言ってやったのは …甘くとろけそうなkiss。 「…十分よ…。」 雛子はスゴく照れてしまった。 (反則だわ…こんなの…。) 心臓がドキドキする。 結局このドキドキはしばらく収まらなかった。
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加