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「悠介―!着替え…ッ…」
そこで雛子が見たものは…
「…なこ…」
そう言って悠介が近づいてきたが…いつもと違っていた。
(意識が…吸血鬼に…?)
「悠介!!やめて!!」
雛子が叫んだが悠介はそのまま壁に押し付けた。
逃げ場は…ない。
ハァ…ハァ…
鋭く尖った牙に赤い瞳。
その姿は…血に飢えた吸血鬼そのもの。
「いや!!悠介!!やめて―…」
もうその声すら聞こえないのか首筋に顔をうめてきた。
ペロリ…
首筋を何回も舐めてくる。
…血を吸われる合図だ。
「悠介―!!!」
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