死臭

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まるで我々が美しい蝶を捕まえ標本にするがごとく、研究の為にモルモットを多種多様な殺し方をするがごとく、犯人には何の罪悪感も無いのであろう。 この犯人にとって、この殺戮は自分の欲望を満たす為にしていい当然の事なのであろう。 本当に犯人は人間なのか? 私には悪魔の仕業としか思えない。 『まるで悪魔の仕業の様だろ?』キーダー警部も同じ考えに至ったようだ。 『この先に冷凍室と、地下牢があるんだ、さっきチラッと見たがあっちはもっと酷い状況だ。』ヤマディーノは、この悪魔の住む屋敷の更に奥へと我々を連れてゆく。
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