ニヒルな現実像

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半同棲状態と言ってもいいぐらいに、広瀬は渋谷の部屋に居座っている。それをなんだかんだで渋谷も許してるのだが。 「渋ちーん、」 「あ?なに」 「デビューの話は?」 「断ったけど」 「またぁ!?渋ちん、いい加減デビュー受けたら?」 広瀬は渋谷がデビューを夢見ているのも、バンドとしてデビューしたいのも知っている。 なかなかうまくはいかないことも、承知済み。
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