プロローグ

2/7
前へ
/150ページ
次へ
 西暦2008年。  地球は原油価格の高騰や地球温暖化など、いろいろな難題を抱えていた。  ここは、そんな現代とは決して交わる事の無い、人と賢き森の民エルフが共存する……いや、していた世界。  エルフは人よりも優れた頭脳と五感をもっており、人はそのことを妬み、それが膨らみ、争いを生む。  ある日、人間はエルフの住む森に攻め込んだ。独立という大義名分を掲げていたが、実際にはエルフの存在が邪魔だったのだ。  エルフは応戦した。仲間や家族を守るため戦った。  血で血を洗う争いは数年間続く。やがて、エルフの王レイ・シードラが討ち取られ戦争は終決した。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1312人が本棚に入れています
本棚に追加