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~魔界~
団長!という声が部屋中に響き渡り、誰かが走ってくる音が聞こえた
「なんだ?騒々しいぞ雅人」
それに返事をした男は部屋の中央に座っていた
周りには部下と思われる者たちが座り込んでいる
「大変ですよ団長!!大型ルーキーが5人、人間界から来るらしいですよ!」
団長と呼ばれた男はその話に興味を持ったのか、前屈みの姿勢で雅人と呼ばれた男を見ていた
「何でもプロフェッサー達自らが探しだした新人らしく、他の奴等はすぐに0のギアに行きましたよ」
「そうか……ルーキーの町にねぇそれじゃあ俺達も行かないとな」
団長はゆっくりと立ち上がると全員に向け指示を出した
「俺、グレイ、ハルト………それとヴァインツと雅人。このメンバーでスカウトする。あとの奴等はここで待機だ!」
「了解です!“ブラット団長”」
雅人はスカウトメンバーに選ばれた喜びから表情が緩んだ。
「油断するなよ雅人…俺達のような師団が何百組も集まるんだからな」
ブラットの言葉に団員全員が気を引き締め直した。
もちろんブラットも例外ではなく、表情が強ばっていた
(団長でもあんな顔するんだ!?)
新人幹部の雅人は、その存在感に圧倒されていた
そして五人は0ギアと呼ばれる場所に向かった
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