プロローグ

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それから しばらくして いつものように ジュンが きてくれる じかんになった。 さいきん ジュンが おしえてくれたこと せかいは とけいが にしゅうしたら いちにちになること ジュンは この ながいはりが じゅうに をさして みじかいはりが に をさしたら くるっていってた。 ジュンが はじめて わたしにくれたもの うでどけいって いうらしい じかんを おしえてくれるどうぐ とてもべんり せかいには こんな すごいものが あったんだ。 わたしは すこしだけ ジュンたちがいる せかいを みてみたいきもちが つよくなった。 もうすぐ にかいめの にじ だから ジュンがきてくれるはず。 わたしは わくわく しながら せかいの はじっこを みていた。 ガチャ そのおとがして ここと むこうの せかいが つながったら むこうから だれかがやってくる この じかんに くるのは 『いらっしゃい ジュン。』 「うん、ありがとう。」 ジュンは やさしいえがおで わたしの あたまを くしゃくしゃって なでてくれた。 そのなでかたは かみが ぐちゃぐちゃに なるから きらいだけど ジュンに なでられるのは すこし すき。  
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