プロローグ

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わたしが ふかいねむりにおちていたら せかいがプシュッておとをたててひらいた わたしがとけいをみていると みじかいはりが に ながいはりが さん を さしていて にじじゅうごふんだって わかった。 とけいの みかたは ジュンにおそわった。 これはいっかいめの にじじゅうごふんだから よるっていうやつなんだって わたしが じかんをかくにんしていたら ひらいたせかいから だれかがはいってきた このあしおとは 『……ジュン?』 「…………。」 ジュンは ひらいたせかいのところから うごかずに じっとわたしをみていた。 どうしたんだろう? 『ジュン どうしたの?』 「しっ!静かに!」 ジュンは ちいさなこえをして まわりを キョロキョロ みていた。 そして もういちど わたしのほうをみて てまねきした。 わたしは さいしょ そのいみが わからなくて キョトンと くびをかしげた。 『ジュン? どうゆういみ?』 「…おいで 世界を見せてあげるよ。」 せかい ジュンのせかい? わたしは よくわからなかったけど ジュンがしんけんなめで わたしをみていたから だから ジュンのところへ ジュンのせかいへ あしをすすめていった。  
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