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「私…なんでこんな物持ってるんだろう…」
エヴァンジェリンさんに聞きたくても私が気付いた頃には教室はもぬけの殻…
私と机以外は何も無い状態でした。
ふと私はエヴァンジェリンさんが言った事を思い出しました…
「私の…願い…」
エヴァンジェリンさんは私の願いを叶えてくれると言いました。
手に握りしめている体操着と水着を見て…
「もしかしたら…」
私はそう思うと体操着に着替え始めました。
…
……
………
…………
「やっぱり…」
私は体操着を着ることが出来ました。
それに机にも触れる事が出来ました…
多分エヴァンジェリンさんは私を一時的に人間と同様にしてくれたみたいです。
真祖ってすごいなぁ…
「…あれ?でもエヴァンジェリンさん確か魔法の力が封じられてるとか…」
…まぁ良いか♪
私は高鳴る鼓動を抑えつつグラウンドに向かいました。
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