出席番号1番 相坂さよ

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‐バスケットコート‐ コンクリートに太陽の光が反射して目が痛くなるほど眩い。目の裏まで焼き付けられているようです… 「ようし!!もぅ一本!!」 ガコォォン ゆーなさんのシュートがリング内に吸い込まれます… 62対0 バスケットボールってこんなに難しかったんだ… 「どぅ?これで私の頑張りと努力分かってくれたかな?」 笑顔で微笑むゆーなさん。 今の彼女は屈託の無い笑顔で笑いかけている 先程の怒り顔なんて嘘みたいな晴れ晴れとした笑顔 「は、はい…こんなに上手なのに弱いだなんて…バスケットボールって奥が深いですね…」 息も途切れ途切れに私が答えると… 「だ~か~ら~…弱いって言うなぁ~!!」 「ご、ごめんなさ~い!!」 私は急いでバスケットコートから逃げ出した
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