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しばらく走ると小さな公園が見えた。 2人はそこに入り、息を切らせながらベンチに腰掛けた。 そして顔を見合わせて笑った。 何が可笑しいのか、しばらく笑いが止まらなかった。 2人はようやく正気を取り戻し、笑い声が収まると、今度は沈黙と静けさが夜の公園を包んだ。 勇次は凜をじっと見つめ、そして思わず抱きしめた。 びっくりした凜はそのまま動け無いでいた。
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