砂浜
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砂浜
「ねえ、何時に到着予定?」 「1時位かな?」 「じゃあ途中でお弁当買って砂浜に降りて食べようよ」 「そうだな、近くのコンビニでも寄るか」 祐介の右足に力が入り車のスピードが上がっていた。 「祐介、スピード」 詩織の声に慌てた祐介は足の力を抜いた。 「もう…気を付けてよ」 と詩織が隣で笑っている。 祐介は幸せだった。そして、この幸せに満ちた時間がいつまでも続いてくれたら、と思っていた。
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