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桃華
桃華はいつものように常連客を呼び出し同伴をおねだりしていた。
「鈴木さん遅い~桃華待ちくたびれたよ~」
少し口を尖らせ甘えた口調で、遅れて来た鈴木の袖をつまみ振り回した。
「ごめん、ごめん、仕事が長引いちゃってさ。それより桃華はいつも突然メールして来るから、こっちも都合付けるの大変なんだよ。」
「じゃあ次は違う人誘うから~」
「おい、おい、そんな事言うなよ毎回ちゃんと桃華姫の言う通りに店にも顔出してるだろ。」
少しふてくされた桃華を促し2人は歩き出した。
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