練習試合

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「よっしゃ多嘉山!思いきりいけ!」 駿介がいった。 「はっ、はっ、はい!」 かなり緊張している様子の多嘉山。 「良くやったぞ。鈴木!」坂木がいった。 「はい!。一本とられてしまいましたが。」 「ハハハッ!一本くらいいいじゃないか!強豪を倒したんだからな!」 「はい。ありがとうございます。失礼します。」 「おっおねがします。」 「はじめ!」 「打て!多嘉山!」 「メーン!ガシャ。パチーン!」 「胴あり!」 赤に三本あがった。 「二本目!」 「ヤァー!ウリャートゥー!」 「パーン!」 「面あり!勝負あり!」 多嘉山は二本負けを喫した。 「すいません。負けてしまいました。」 多嘉山は涙目でいった。 「きにするな!俺が勝てばいいんだよ。」 「ありがとうございます。」 「鉄平ファイトー!」 駿介がいった。 「お願いします。」 「はじめ!」 なんと相手は上段。 鉄平は中学あがりなので上段に対する技がわからなかった。 しかも相手は昨年一年生ながらにして府大会予選、インターハイ予選個人戦でベスト8に入っていた。 鉄平はこの相手に対してどう攻略するのか!
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