なりふり構わず

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母が待ってるアパートへ疲れ果てて戻るとご飯を作って待っていてくれた すごく嬉しかった 仕事から帰るとご飯があるというのはなんて嬉しいことなんだろうと思った 私はずっと彼の話をした 「彼は外国人だけどいい人。会ってみて」 正月に里帰りした時も説得したが全く取り合ってくれなかった母 今回も同じ 外国人というだけで反対する 母は体の不自由な人など困った人がいると放っておけない人 理解ある人だと思ってただけに、裏切られたような気持ちになった シングルベッドに母と2人で横になり、いつまでも眠れず声を殺して泣いた
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