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彼は
彼の家へ行った
全てを話した
「親を捨てた」と言うと、彼もどうしたらいいのかわからず、困惑していた
私の親に受け入れてもらえないということで、彼もショックを受けていたのかもしれない
「私は離れたくない」と泣いた
彼の前で泣いたのは初めてだった
彼はいつもと様子が違う私をどう扱えばいいのかわからない様子だった
次の日には愛知へ行かなければならない
「愛知へ行きたくない」
という私に
「なに言ってるの。仕事大事でしょ。」
彼は私が仕事を大事に思っているのをよく知っていた
いつも私の仕事の愚痴も聞いてくれていた
ルームメイトのエリーが顔を出した
私は
「誰?」と言った
「何いってるの。エリーでしょ。」彼が言う
私は「わからない。」頭が真っ白だった
その日の夜中、私は目を覚ました
涙が次々こぼれてきた
彼はいびきをかいて寝ていた
私はなぜか彼がいびきをかいて寝ているふりをしていると思い込んでいた
ダニーが目を覚まし、私は高校からの同級生、アミが行方不明だと騒ぎ立てた
「なにいってるの?なんでいないと思うの?アミはちゃんといるよ」
「だって電話してもでないし、メールしても返事ないし…」
「仕事してるんじゃないの?人のことはいいから自分のことを考えて」
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