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「それじゃあ私は帰るわね。旦那さんもそろそろお仕事から帰ってくる頃だし」
「ありがとうですのり」
のりは玄関で靴を履きながら話しかける。
「ねえ翠星石ちゃん」
「なんです?」
「ジュン君、がんばってるわよね」
「そうですね」
「でも、ちょっと無理してるんじゃないかなって思うのよ。このままじゃ、身体と精神が壊れてしまうんじゃないかってくらい、ジュン君はあの作業に没頭しているわ」
「確かにそうですね」
「だから、翠星石ちゃんがジュン君を助けてあげて。家事だけじゃなく、精神的な部分でもね」
「わかってるです。任せるですよのり」
「ふふ。頼もしいわ。それじゃあね」
「おやすみなさいですぅ」
のりは自宅へと帰っていった。
「さてと、お片付けですぅ」
翠星石はダイニングに戻ると食器を流し台まで運ぶ。
「さーて、キレイにするですよー」
そして皿洗いを始めた。
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