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巴は電話を切る。
「ともえー。まーだー?」
雛苺が呼ぶ声が聞こえる。そうだ、かくれんぼをしているんだった。巴は10秒数える。
「もーいいかい?」
「もーいいよー」
雛苺と苺、2人の声が家の中に響く。
もし親がいたら、家全体を使って遊ぶなんてできなかったな。巴は思った。
「さて、と」
巴は立ち上がる。
「こうやって遊んでいればちょうど夜にはお腹が空くわね」
巴は扉を開けて、部屋を出る。
「ふふ。楽しみ」
巴は雛苺達を探しに、部屋を出た。
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