4.16年前の平穏

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「とまあ、そんな感じでパーティをするのよ」  のりはパーティのことを説明した。 「いいわね。みんな来るのでしょう?」 「ええ、そうよ」 「水銀燈もくるぞー」  ジュンがからかうように言う。 「くっ。いいわ。今日は特別よ」 「しかし、楽しみだね」  いつの間にか、蒼星石と翠星石も話を聞いていたようだ。 「パーティなら翠星石がお菓子をたくさん作るですよ!」 「朝ごはんつくらなかったくせに」 「うるせーですチビ!」 「じゃあ翠星石ちゃんにもいろいろ手伝ってもらおうかしら」 「のりさん、僕にも手伝えることありますか?」 「そうねえ、じゃあ蒼星石ちゃんは――」  真紅はこのやりとりを幸せそうに見る。
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