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家の中のテーブルに、3人の女性と1人の男性が座っている。桜田ジュン、柏葉巴、草笛みつ、柿崎めぐだ。
一方、外では翠星石と金糸雀が2人でじゃれあっている。
「しかし、3人同時に来るなんて。めずらしい……というか初めてだよな」
ジュンが巴達3人を見回しながら言う。
「しかも、打ち合わせしたわけじゃなくて、たまたまこの日にそろうんだもの。すごい偶然よねえ」とみつが笑いながら言う。
「そういや、柏葉とみっちゃんはめぐさんとは初対面だったな」
「話には聞いていたけど、会うのは初めてだわ。お2人とも、初めまして。柿崎めぐです」
「はじめまして」と巴。
「はじめましてー。柿崎めぐ……どっかで聞いたことあるなぁ」
「僕みっちゃんにめぐさんの話はしたっけ?」
「いやーしてないと思うけど」
みつは首をかしげる。
「ま、いいわ。今日は大事な話があるんだもの」
「そうだ、3人ともどうしたんだ?」
「それは、全員あなたに用があるから来たんでしょう」
巴が当たり前のように言う。
「それもそうだな。で、用件は何なんだ?」
ジュンが3人に問うと、彼女達は互いの顔を見合う。
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