1.16年後の平穏

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「雛苺元気かしら……」 「水銀燈……」  ジュンはその2人の様子を見て、表情を真剣なものに変える。 「大丈夫。必ず呼び戻すから」  声に力を込めて言う。 「結構順調なんだ。あの頃の平穏が戻ってくるまで、そう遠くないと思う」  めぐと巴はジュンを見つめる。 「うん……。信じてるわ桜田君」 「誓ってくれたものね。私も信じてる」 「ありがとう。必ず、その信頼に応えてみせる」
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