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朝、午前七時、場所は食堂。
そこでは今回来ている二学年の生徒全員が朝食を食べていた。
決して豪華とはいえないが、それなりの量があり、皆も文句を言わず食べていた。
アキラは、いつもの三人と一緒だった。
三人とは村田英二、影崎ユメ、そして自分の双子の姉でもある九条スズメ。
皆で仲良く談笑をしながら朝食を食べていた。
何故かスズメだけアキラと目を合わせないようにしていたが、アキラは気にせずに安っぽい朝食を食べていた。
そんな中、英二が話題を切り出した
「なぁアキラ、今日の夜の肝試のこと知ってるか?」
「肝試し、そんな事をするのか」
「あぁ、今日の午後七時からやるやつでな、二人一組でこの周りの森を歩くんだ」
「ほう」
アキラは、興味がないように頷いた。
しかし、そんな中、何故か食いついた人間が一人
「え?そんなのあったっけ?聞いてないけど!!英二詳しく教えなさい!!」
「いやスズメちゃん、アンタは昨日のミーティングで何を聞いてたの?」
「そんなの、誰か一人が聞いてればいいのよ。」
英二ははぁ、とため息を吐き、説明しだす
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