大切なモノ

2/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
4人は、高校2年の同級生。 小さい頃から、一緒に遊んでいた。それは、高校生になっても変わらなかった。 僕が、こんな気持ちにならなければ…。 僕は、智花が気になる存在になってしまった。 だけど、友達で居たいとゆう気持ちが邪魔をして気持ちを伝えられないでいた…。告白をしてしまったら友情がなくなってしまいそうで怖いから…。 茶羅と豪は、僕の気持ちに気付いていて背中を押してくれている。 『光、カラオケ行こうゼ』僕を見兼ねた豪が、カラオケに誘ってきた。 もちろん、茶羅、智花も一緒に。 いつものカラオケに行き、いつものように歌いまくった。 1時間過ぎた頃 突然、茶羅と豪が用事を思い出したと言って、帰ってしまい、 僕と智花が2人きりになった。 しばらく沈黙のまま時間が過ぎていった…。僕は、耐え切れず、口を開いた…   言いたい言葉…   『智花?僕…』   言いたいのに、言葉が、出ない。伝えたいのに… せっかく、豪と茶羅がくれたチャンスなのに逃してしまった。告白出来ないまま 1年が経った、 高校卒業した僕たちは、別々の場所に就職して忙しい毎日で、連絡しないまま、日々過ぎて行く。 僕たちの友情はこんなモノだったのか… 智花は元気してるのだろうか? 豪も茶羅も… そんな事思いながら、仕事をしていた。 『プルプル』携帯が鳴った… 『はぃ…もしもし』 『あっ、豪だけど』 久しぶりの声だった。 高校時代と変わらない。 豪『光、まだ、智花の事好きか?』   『なんだよ急に…智花は、僕にとって忘れられない人だから』  豪『そっか…今週の土曜カラオケ行こうゼ予定空いてる?』   『いいょ空いてるし』
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!