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私と悠司は彼女に隠れて密かに会い続けた。
いつも甘い言葉を言って私を喜ばせてくれる悠司。
でも彼女と別れてはくれなかった。
そして、私は完全に彼女のセカンド。
結局、私は都合の良い女だったのかもしれない。
もしかすると私が悠司と英人の間で揺れ動いていた時のように悠司も彼女と私の間で揺れ動いていたのかもしれない。
欲をかけばクリスマスや悠司の誕生日、年越しだって一緒にいたい。
でも所詮、セカンドである私には到底叶わない夢だった。
悠司と一緒にいられるなら最初は、それでも良いと思っていた。
でも、だんだん欲が出てくる。
寂しい時、会いたい時に、いつでも会える環境ではない。
凄く寂しかった。
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