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そんな私に、ある変化が生まれた。
悠司から離れられる、ある奇跡が訪れようとしていた。
悠司以外の人が気になり始めたのだ。
自分でも驚いた。
今まで、どう転んでも悠司以外の人を本気で好きにはなれなかったのに…。
彼と私は同じ職場で出会った。
悠司とは違って特別にカッコいい訳でもない。
挨拶程度で話した事も、あまりない。
それでも真面目に仕事に打ち込む彼の姿を見ていて素敵だなと思った。
最初は悠司に会えない寂しさから逃げたくて他の人を好きになろうとしていたのかもしれない。
でも私は、どんどん彼に惹かれ行った。
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