4人が本棚に入れています
本棚に追加
―えーっと、確か朝ご飯食べて、自転車に乗って武史の家に行って・・・。あれ?
何度思い出してみても結果は同じだった。友達の武史の家からの記憶が全くないのだ。
真は武史の家からの記憶を思い出しながら、広い部屋の中を歩き始めた。
―何か手がかりはないのか?
部屋の中を何周か歩き回った。
だが手がかりは何も見つからなかった。
もちろん記憶も思い出せない。
―夢?
そう思い自分の手を思い切り叩いてみる。
パチン
甲高い音が部屋に響き渡る。
『痛っ!』
パチンという音とともに自分の声もエコーをかけたみたいに響き渡った。
どうや夢ではないようだ。
最初のコメントを投稿しよう!