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そんなこんなで、あ
まり時間はかからな
かった。念願と思っ
ていた『癌』告知さ
れた。それは夢にま
で見ていた命のロウ
ソクが消えようとし
ている瞬間。胸の激
痛でさえ幸せに感じ
られていた。肺癌と
言われた時、嬉しか
った。これで終わる
。手術はしないと。
親は泣きじゃくって
説得してたけど、あ
たしにしてみたら、
有り難迷惑でしかな
い。無理矢理一日タ
バコを十箱吸った甲
斐があった。これで
あたしの心は報われ
る。....その時のあ
たしは、悪魔のよう
だった気がする。狂
いに狂って自分を見
失っている哀れなピ
エロのように。
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