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……♪間もなく、２番ホームに
宮の沢行きが到着します…
駅構内に、アナウンスが流れると、悠一たちの会話は
呆気なく掻き消された。
もう、これ以上傷つく言葉を聞かなくていい…
円香は、変にホッとして
早苗に何も言わず、列を離れた。
それに気付いた早苗も、円香を追うように列を離れた。
「あいつらと一緒の地下鉄には、乗りたくない。だから、戻ってきた。」
先程待機していた、キオスク横のベンチに、早苗と円香は腰掛けた。
円香は、目に涙を溜めながら
静かに言葉を吐き出した。
「今日は、ひとりになりたいの。早苗、帰るね。」
早苗は、これ以上何も言えなかった。
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