3桁脱出!祝・大台切り

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そう言って手渡したカップの中には 薄い黄色味がかった、液体が入っていた。 ほのかに、酢と柑橘系の香りがした。 まるで、佐上みたいに 爽やかだな…と円香は思いながら、少し照れ臭かった。 「本当に、すみません。 せっかくなんで、いただいていきます。」 お詫びとお礼を言って、円香はカップのドリンクをひと口含む。 レモンではなく、ゆずの風味であることがわかった。
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