2614人が本棚に入れています
本棚に追加
「浮上!」
艦長の命令と共にメインタンクから海水が排出され、ゆっくりと艦が浮上を開始する。
そして、深度が50メートルになった辺りで艦は浮上を止めた。
「一番発射!」
「バシュー」
「ドォォォンンン」
艦長の命令で前部魚雷発射管から魚雷が発射され、魚雷が氷河に浮かぶ分厚い氷に命中した。
「深度10メートルまで浮上せよ。」
氷に開けられた穴に向かって、大型の潜水艦が浮上していく。
「よし・・・。」
「司令塔深度に浮上するぞ。」
「ザザァー」
慎重に浮上を続けると、艦長は海上に司令塔を出させた。
「急いで穴を広げるぞ!」
艦長が号令を掛けて、乗組員達は慌ただしく作業を開始した。
最初のコメントを投稿しよう!