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艦の外で慌ただしく作業が行われている間、ハルトマン達は何度も作戦の過程を復習していた。
「まず、簡易滑走路を離陸して誘導電波を辿って敵の基地を目指す」
「誘導電波が発信された時点で、敵の電探や通信施設の機能は停止しておりー」
「音以外は敵に発見される要因は無い」
「後は敵に気が付かれないうちに低空飛行しながら爆弾を自動投下して、潜水艦まで自力で帰還する」
「簡易滑走路に着陸後、機体を解体して潜水艦に搭載し・・・」
「ドイツに帰還する」
ハルトマンは言った。
「低空飛行は成功しますかね?」
部隊の一人が尋ねた。
「横幅は十分だが、縦幅が足りない・・・」
「80度傾けると翼が擦って墜落だ」
ハルトマンはいくつかの注意事項を話した。
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