北極

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ハルトマン達が甲板上で話していると、滑走路の設置作業が終了し・・・。 「滑走路の設置が完了した。」 「これより機体の組み立てを開始する。」 艦長の号令と共に、カタパルトの上で機体の組み立てが始まった。 「それにしても、かなり変な滑走路だよな・・・。」 ハルトマンは言った。 滑走路は潜水艦のカタパルトと合体しており、お世辞でも見た目が良いとは言えない。 この様な奇妙な形になったのは、単純な理由があるからだ。 それはMe262と殆ど性能を同じにした、爆撃型の“火龍”を飛ばす為である。 火龍とは、日本で開発が進められていたMe262の爆撃機型で・・・。 この爆撃機型を短い滑走路から飛ばす為には、それなりの推進力が必要であった。 そこでカタパルトで強制的に速度を引き上げ、空に飛ばす方法が考えられたのだ。
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