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「電探に感あり!」
「敵艦隊です!」
敵艦隊を発見したという報告が上がり、それが艦長に知らされる。
「総員、戦闘配置のまま聞け。」
「今回の作戦はオアフ島の防衛が目的である。」
「今回の作戦が失敗すれば、オアフ島が奪われてしまうだろう。」
「それを阻止すべく、各員全力を尽くして作戦に挑め。」
伊藤は言った。
圧倒的戦力差を補う為に、士気を高めようとしているように見えるだろうが・・・。
これには理由があった。
一週間前、気になる敵の存在を確認した。
目の前に居る艦隊で間違い無いのだが、報告に上がっていた数よりも艦艇が少ない。
敵が何かを企んでいるとしか、伊藤には思えなかったのだ。
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