2613人が本棚に入れています
本棚に追加
「発艦を開始せよ!」
「Take off!」
その言語の違う号令と共に、敵と味方の空母から雷撃機が同時に飛び立つ。
「ドォーン」
地鳴りのような砲声を海上に放ち続ける大和・・・。
「ドーン」
それに対して、この海戦で大和を沈めようと意気込む米軍。
どちらも対等な立場に立っている様だが、今回は米軍に有利であった。
「ドォーン、ドォーン」
砲声が連続で鳴り響いている間、伊藤は目前の敵艦を疑っていた。
「何かが変だ・・・。」
目前の敵艦がアイオワ級戦艦だと分かるものの、敵はミズーリやアイオワと違う。
新しく新造された同型艦のようだ。
ならば、アイオワとミズーリは“どこに”居るのだろうか・・・?
最初のコメントを投稿しよう!