太平洋

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「陸上施設を爆薬で破壊し、オアフ島の軍港に機雷敷設を行いました。」 宇垣は急いで日本に戻り、山本と会って報告をしていた。 「機密文書の破棄と、燃料貯蔵施設は破壊出来たのか?」 「指令書及び機密文書は全て破棄、暗号表は持ち帰りました。」 「オアフ島の地上施設は全て爆破し・・・。」 「生産施設においては、時限爆弾を仕掛けて敵に被害を与えました。」 「分かった。」 「報告ご苦労だった。」 そう山本が宇垣に言うと、宇垣は敬礼をして部屋を出た。 「ジリリリリリン」 宇垣が部屋を出た後、黒電話が鳴った。 「もしもし、山本五十六ですが」 「ヒトラーですが、少しお話出来ないでしょうか?」 「一体どんな話を?」 「そちらに駆逐艦で向かっているので、到着してから内容をお知らせします。」 「・・・分かりました。」 「到着をお待ちしております。」 山本とヒトラーは、同時に起きた騒動の解決方法を模索していた。
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