反撃阻止作戦

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「ヒトラー総統、私の考えた作戦は敵を引き付ける事から始まります。」 「その為に、重巡と偽装空母を中心に編成した囮の艦隊を派遣し・・・。」 「この艦隊を目眩ましとして使っている間に、潜水艦と空母を動かす予定です。」 「ここで空母が攻撃されて戦闘不能に陥ってしまうと、作戦は絶対に成功しません。」 「そこで戦艦に空母を護衛させ、なるべく空母を戦闘海域に近付けさせます。」 「戦闘海域に極限まで近付いた後は、空母から爆撃機及び雷撃機を飛ばして敵の護衛艦を潰す予定なのですが・・・。」 「敵が持つ妨害兵器の存在を考えると、通常魚雷で船団を攻撃しなければなりません。」 「そこで頼りになるのが、海中で待機させてある潜水艦です。」 「伏兵として忍ばせていた潜水艦で、残った艦船を攻撃すれば・・・。」 「敵を全滅させる事が可能でしょう。」 山本が大まかに説明を終えると、ある提案をヒトラーは言った。
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