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A中バスケ部は悲しみにくれていた。
2日前には部長の藤澤裕一が交通事故で即死。
そして昨日には1年の近藤洋平が全身に五寸釘を打たれ、道のど真ん中に置かれていた。
裕一はまだ『事故』だが、近藤は『殺人』だ。
副部長の星崎慶太は恐怖を感じた。
連続でバスケ部員が死んだのだ。裕一でさえ本当に『事故』なのかわからない。
「とりあえず…練習はしばらくの間は休止だ。…いいな?」
顧問の渡部先生が声を低くして言った。
ハイッ 揃った声で唱えた。
「それから…皆気を付けろよ。」
そう言い残して先生は立ち去った。
裕一と近藤…何であの二人が死ぬんだよ…
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