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紅砂「龍~!」
龍「お、紅砂、晶羅来たな」
馬小屋の前に佇む龍はすっかり旅仕度を整えていた
翁「準備はすっかり整ったようじゃの」
龍「はい、いろいろと助力頂けて助かりました」
この場合の助力というのは、俺と晶羅に戦闘の訓練してくれたことに対する報酬だ
龍「それに、貴方のお陰で探し物も見つかりました」
翁「ふぉふぉ、大切にして貰えると嬉しいが、あれらは多少、手荒に扱ってもなんと言うことはない。」
龍とじじいの間では訓練以外にも取引があったらしい
初めて聞く話の内容に俺は首を傾げた
紅砂「龍、探し物って?」
一瞬、晶羅が何故か嫌そうな顔をしたが誰も気付かない
龍「あぁ、お前たちには言ってなかったもんな」
苦笑する龍の意図を図りかねて更に疑問符を浮かべる俺の腕を晶羅が引いた
晶羅「兄貴…」
紅砂「?、晶羅、どうした?」
晶羅「だから…兄貴。龍の探し物」
紅砂「え…?」
驚いて龍と翁を見たらこちらも軽く目を見開いて驚いてた
龍「晶羅…、お前何で知って…」
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