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教えてダーリン?
『侑士!侑士!』
「未来やん。どないしたん?」
『M素質ってなに?』
「ぶっっっっ!!!!!!!!!!」
侑士は飲んでいたお茶を吹き出した。
『わぁっ!侑士汚い!』
「お、お前…どこでそんな言葉覚えてきたん…?ι」
『ん?部室で景吾達がなんか話してて、“なにそれ?”って聞いたら“忍足に聞けって”』
「(アイツら…未来の聞こえるとこで、そないな話するなや…)」
『侑士?』
「へ?あ、ああ。」
『M素質ってなぁに?』
未来は目をキラキラさせながら侑士に問う。
「え゙…えーっとな…」
『うんうんっ!』
「お、落ち込むなや…?」
『大丈夫!』
「M素質ってのはな、簡単に言えば“いじめられるのが好きかもしれない”ってことや。」
『えー…あたしいじめられたくなーい…』
「(未来は確かにMっぽいけど、そーゆうMやないしなあ…)」
『だって!上履きに画ビョウ入れられたり、ノートに落書きされたりするんでしょ?そんなの喜ぶ人いるの?』
「…へ?」
『え?違うの?』
「(あかん…未来は国宝級の天然+純ちゃんやった…)」※純ちゃん=純粋
『侑士?』
「えっとな…エッチのときの話や…」
『エッチ…』
ボッ!!!
未来の顔が真っ赤になる。
『えっ、えっ…なんで景吾達そんな話を部室でしてるの?!』
「さぁ?まぁ、跡部達も健全な男やし…しゃあないっちゃぁしゃあないわな。」
『侑士…?』
「なんや?」
『侑士も…その…』
「ん?」
『そぉゆう話…する、の?』
「あー…ι俺は部室とかでは話さんなあι」
『じゃあ、どこならするの?』
「んー…教室とか跡部ん家?」
『侑士はあたしと付き合っててもそぉゆう話するの?』
「まぁ男やしなあ…」
『…。』
「ん?どうしたんや?」
『…なんでもないよ…』
「未来?もしかして俺が他の女のこと考えとると思っとるやろ」
『えっ…』
「はぁぁぁぁ…あんなあ。俺には未来がおるんやぞ?他なんか見ぃへんわ」
『あ、や…ち、違うのっ!』
「じゃあ、なんや?」
『お、怒らない…?気持ち悪いって思わない…?』
「思わへん。」
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