教えてダーリン?

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『ゆ、侑士には…あたし以外の…こと…考えて欲しくなかったの…』 「は?」 『お、怒った…よね…?』 「ぶっ…」 『な、なんで笑うの!?』 「クックックッ…はぁ、かわええなあ、未来は。」 『し、真剣に話してるのに!』 「未来おいで?」 侑士は腕を広げて、未来においでのポーズをする。 『えっ?』 「えぇから。おいで?」 『う、うん…』 未来は侑士の言葉通り侑士に近づく。 ぎゅぅっ 『侑士…』 「はぁぁぁぁ…ほんま、未来はかわええ。」 『…恥ずかしいよ…』 「俺なぁ、ずーっと未来のこと考えてんで?」 『へ?』 「俺等クラス違うやんか。たまに教室の窓から運動場見てるんやけど、体育んときとか出させたないで」 『じゅ、授業は出なきゃダメだよ?』 「未来の姿見てニヤニヤしとる野郎がおんのやぞ?我慢できるかいな」 『そ、そんなこと言われても…』 「未来にわかるか?毎日毎日嫉妬と独占欲に狂いそうな俺の気持ち。」 『わ、わかんないけど…』 「やろ?未来と跡部達がおんのも本間は嫌や。せやかて友達やし、我慢するしかないやん。」 『ぅん…』 「せやから。俺は未来のことしか考えてへんし、考える余裕もない。わかったか?」 『あ、あたしだって…ヤキモチばっかりだよ…』 「なんでや?」 『だって…侑士…うちのクラスでも他のクラスでも…人気あるから…いつもキャーキャー言ってるよ?体育のときとかみんな窓から離れないよ?』 「ぶっ!それもあかんやろ…ι」 『先生いつも困ってる…』 「あー…ι」 『侑士のバカ…』 「でも好きやろ?」 『…ぅん…』 「よしよし。ええ子や。」 侑士は未来を胸に抱き締めながら未来の頭を撫でる。 『侑士…あったかい…』 「冷たかったらびっくりやわ。」 『もうっ…』 「よしよし。」 .
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